忙しい日や疲れた時の食事選びで、「テイクアウトのお弁当だとどうしても野菜が不足してしまう」「食べた後に少し胃が重く感じてしまった」といった経験をされたことはありませんか。手軽に済ませたい反面、毎日の体を作る食事だからこそ、無理なく安心して食べられるものを選びたいと感じる方も多いのではないでしょうか。
東京・豊島区の駒込にあるオーガニックレストランの厨房で毎日調理に向き合っていると、お持ち帰り用のお食事にこそ、体に負担をかけない素材選びや丁寧な下ごしらえが大切だと実感します。添加物に頼らず、素材そのものの旨味を引き出す調理の工夫を重ねることで、冷めても美味しく、食後も心地よいお食事をご用意することができるからです。
本記事では、当店「駒込ナーリッシュ」でお作りしているテイクアウトメニューを軸に、日々の食卓に取り入れやすい5つのジャンルをご紹介します。お肉を使わなくても食べ応えのある大豆ミートのお惣菜や、有機野菜をたっぷり使ったサラダ、そして小麦粉とオーガニックシュガーで焼き上げたデザートのブラウニーなど、ご自宅でも自然派の味わいを楽しむための情報をお届けします。普段の食事選びの参考にしていただければ幸いです。
1. 忙しい日のランチに選びたい彩り豊かなオーガニック弁当
オーガニックのお弁当と聞くと、「体に優しいけれど味が薄そう」「なんだか茶色いおかずばかりで見た目が地味」といった印象を持たれることが少なくありません。過去に自然派の食事をテイクアウトして、少し物足りなさを感じた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、厨房で日々調理に向き合っている立場からお伝えすると、素材の活かし方や味付けの工夫次第で、そのイメージは大きく変わります。豊島区の駒込ナーリッシュでは、忙しい日のランチタイムに蓋を開けた瞬間、パッと気分が明るくなるような彩り豊かなお弁当をお作りしています。
オーガニックだからといって、味わいや満足感を妥協することはありません。例えば、料理にコクや柔らかな甘みを加える際にはオーガニックシュガーを使用し、素材が本来持っている力強い旨味をしっかりと引き出す調理法を取り入れています。これにより、自然派の食事でありながら、しっかりと心と胃袋を満たしてくれる味わいを生み出しています。
また、仕事や家事に追われる日のランチは、午後の活力を作り出す大切な時間でもあります。野菜そのものが持つ鮮やかな色合いを生かした副菜と、食べ応えのあるメインのおかずをバランスよく配置し、視覚からもエネルギーをもらえるような構成を大切にしています。
時間がなくて急いで食事を済ませなければならない時こそ、彩り豊かで味わい深いオーガニック弁当を選ぶことで、心身を整える充実したリフレッシュの時間に変えることができます。素材の美味しさを引き出したお弁当は、これまでのオーガニックに対するイメージを新たにするきっかけになるはずです。
2. お肉を使っていないのに食べ応え抜群な大豆ミートのお惣菜
大豆ミートのお惣菜と聞くと、「パサパサしていて味が薄そう」「独特の匂いが気になって、以前食べたときはあまり満足できなかった」といったご経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
植物性の食材を中心としたお料理は身体に優しい反面、どうしても食べ応えの部分で物足りなさを感じやすいというイメージを持たれがちです。
ですが、お肉を一切使用していなくても、しっかりとしたボリューム感や満足感を引き出すことは十分に可能です。
厨房で大豆ミートを調理する際には、乾燥した状態から戻す工程にとても気を使っています。ただお湯で戻すのではなく、しっかりと下味を含ませながら時間をかけてじんわりと旨味を吸わせることで、大豆特有の匂いを抑えつつ、噛むたびにジュワッとした味わいが広がるように仕上げています。
また、テイクアウトのお惣菜としてお持ち帰りいただくことを前提としているため、ご自宅で召し上がるタイミングでも風味が落ちないように味のバランスを計算しています。冷めても硬くならず、ジューシーな食感を楽しんでいただけるよう、加熱の温度や調理のひと手間には細心の注意を払っております。
オーガニックレストランの現場で大切にしているのは、素材そのものの持ち味を活かしながらも、普段のお食事と変わらないしっかりとした食べ応えをお届けすることです。
過去に大豆ミートのお料理で少し残念な思いをされたことがある方にとっても、植物性の食材が持つ奥深さや新しい魅力に気づいていただけるきっかけになればと考えています。日々の食卓に、身体への負担が少なく満足感のある選択肢を一つ加えてみるのも良いかもしれません。
3. 野菜不足を感じた時に食べたい有機野菜たっぷりのサラダ
野菜不足を感じてテイクアウトでサラダを選ぶ際、大切にしたいのは全体の量だけでなく、野菜そのものの味がしっかり感じられるかどうかです。
レストランの厨房で日々オーガニックの食材に触れていると、有機野菜が持つ本来の旨みや力強さに気づかされます。自然のペースに合わせて育てられた野菜は、えぐみや水っぽさが少なく、噛むほどに自然な甘みが口の中に広がります。
お弁当や惣菜を選ぶ際、つい見た目のボリュームや価格で判断してしまいがちかもしれません。また、たっぷりのドレッシングをかけて味を補って食べることも少なくないと思います。しかし、体が本当に野菜を求めているときこそ、素材の味が濃い有機野菜のサラダを選んでみるのも一つの方法です。
味の濃い野菜であれば、良質なオイルと塩、あるいは少しの酸味といったシンプルな味付けで十分に美味しく食べられます。ドレッシングの味に頼るのではなく、野菜の葉脈の食感や根菜の歯ごたえをじっくりと味わうことで、お腹だけでなく心まで満たされる感覚を得られるはずです。
忙しい日々のなかで食事のバランスが乱れがちなときこそ、自然の恵みをたっぷりと吸い込んだ有機野菜を食事に取り入れることは、ご自身を労わる時間につながるのではないでしょうか。
4. ティータイムの主役になる小麦粉とオーガニックシュガーのブラウニー
テイクアウトでご自宅のティータイムを充実させるスイーツ選びにおいて、どのような材料で作られているかはとても大切なポイントになります。私たちが厨房で日々焼き上げているブラウニーは、あえて王道の小麦粉とオーガニックシュガーを使用しています。
オーガニックのスイーツというと、特別な代替材料を使っているイメージを持たれることもありますが、私たちが現場で重視しているのは、素材本来のストレートな美味しさとしっかりとした満足感です。ブラウニー特有のしっとりとした重厚感と、口の中でほろりとほどける豊かな食感を生み出すためには、良質な小麦粉の力が欠かせません。小麦粉だからこそ表現できる、理想的な生地のまとまりがあります。
さらに、甘味のベースにはオーガニックシュガーを採用しています。オーガニックシュガーはクセのないクリアな甘さが特徴で、カカオの濃厚な香りや深いコクを邪魔することなく、まっすぐに引き立ててくれます。複雑な味わいの甘味料を使用せず、あえてシンプルな素材を掛け合わせることで、カカオの風味を存分に味わえる構成にしています。
現場ではその日の気温や湿度に合わせて生地の状態を微調整し、最適な焼き加減を見極めています。奇をてらわない実直な素材選びによるブラウニーは、コーヒーや紅茶と合わせたときにこそ、そのバランスの良さが際立ちます。素材の持つ素直な味わいが、穏やかでホッとする午後のひとときを作ります。
5. 晩ごはんの準備を少し楽にする日替わりのこだわりデリ
テイクアウトのお惣菜を利用する際、味の濃さや使用されている食材が気になり、食卓に出すのをためらってしまった経験はありませんか。
駒込ナーリッシュの厨房では、毎日食べても身体に馴染むような、自然な味わいのお惣菜作りに取り組んでいます。オーガニックレストランのデリと聞くと、特別な食材を使った非日常的なメニューを想像されるかもしれませんが、私たちが大切にしているのは、ご家庭の食事に自然と溶け込むバランスです。
調理の現場では、素材の持ち味を活かすため、調味料の選び方と使い方に細心の注意を払っています。甘みをつける際はオーガニックシュガーを使用し、全体の味の輪郭を整えながらも、決して主張しすぎない優しい風味に仕上げています。奇抜な味付けや見栄えだけを重視するのではなく、丁寧な下ごしらえや火入れの加減といった基本の工程を地道に積み重ねることが、食べたときのホッとする感覚につながると考えています。
日々の食事作りは、献立を考えるところから始まり、時間と労力のかかる作業です。少しだけ台所に立つ時間を短くしたい日や、手軽におかずの品数を増やしたいときに、日替わりでご用意しているデリが、無理のない食卓づくりの一つの選択肢としてお役に立てることを願っています。

